2025年4⽉16⽇ 名古屋 COMTEC PORTBASE スタンディングライブ
FIRST SAIL "COMTEC PORTBASE OPENING CEREMONY"
~ ASKA Live Docking~
2026年1⽉31⽇(⼟)午前0時〜 配信リリース︕
ASKAにとって初のライブハウス公演となる『FIRST SAIL"COMTEC PORTBASE OPENING CEREMONY"〜ASKA Live Docking〜』が映像作品として配信リリース・映画館上映される。COMTEC PORTBASEは2025年3⽉20⽇に開業した、名古屋最⼤級のライブハウス型多⽬的ホールだ。そのオープニング・セレモニーの⼀環として開催されたのがこの公演である。ホールでのコンサートとはまた違う、ライブハウスならではの熱い⼀体感と臨場感がこの映像作品の⼤きな魅⼒だ。
画⾯からも、ステージと客席との距離の近さは体感できるだろう。映像や凝った舞台セットなどの演出はないが、その分だけ、歌・コーラス・演奏がむき出しとなってダイレクトに届いてくる。観客の熱烈な反応に対して、ASKAとバンドのメンバーが意気に感じて演奏していることも伝わってくる。ステージと客席の間で、喜びが連鎖していく様⼦が鮮明に感じ取れるのだ。通常のASKAのホール公演が“フォーマル”であるとすると、このライブハウス公演は“カジュアル”と表現できるだろう。
“Docking(ドッキング)”というタイトルは『Who is ASKA!?』の国内ツアー、アジアツアー、そして追加公演を繋ぐステージ、という意味合いで付けられている。ツアーで磨き上げてきたステージの完成度の⾼さを維持しながらも、初のライブハウス公演に臨むフレッシュなエネルギーもほとばしっている。国内ツアーでは演奏されなかった曲も聴きどころだ。強靭な歌声とコーラス、もの悲しいバイオリンの⾳⾊の対⽐が鮮やかなのは「リハーサル」。疾⾛感あふれるバンドサウンドの中でのハードボイルドなテイストを備えた歌声が魅⼒的なのは「と、いう話さ」だ。ヒューマンな歌声が深く染みてくる「I feel so good」、歌声と楽器の⾳⾊がカラフルに乱反射する「百花繚乱」などなど、どの曲も実に魅⼒的だ。この他にも、アジアツアーで披露された「何⽇君再来」、ゲストとして登場した宮﨑薫による「Cry」も収録されている。
国内ツアーのセットリストに⼊っていた楽曲も、ライブハウスという空間で演奏されることで、新たな表情が加わっている。例えば、「BROTHER」。ASKAが両⼿を広げて歌っている瞬間に、会場内の全員が“BROTHER”になったかのような⼀体感が⽣まれていた。「YAH YAH YAH」では、1階席がオールスタンディングになっていたこともあり、観客の振り上げる“こぶしの密集具合”がすさまじい。ライブハウスでの「YAH YAH YAH」も格別だ。
全編を通して、⾳像の輪郭はシャープで、ライブハウス空間での鳴りが⾒事に再現されている。このライブ映像作品は、『Who is ASKA!?』ツアーを観た⼈にも、新鮮な感動と喜びと驚きをもたらしてくれるに違いない。映像に収められた多くの笑顔は、画⾯越しに鑑賞しているファンにも連鎖していくだろう。
⾳楽ライター︓⻑⾕川 誠